顔と名前しか知りません

タイトルは自戒

はじめて推しのイベントに行ってきたはなし

 

 
タイトル通りなのですが、初めて推しの出演するイベントに行ってきました。
昨年の出演舞台の円盤発売イベントです。
 
オタクとして本当に本当にありがたいことに、昨年好きになってから推しはずっと舞台に出ずっぱりだったので推し本人がお喋りする場に参加するのは今回が初めてで、イベントが決定してからずっとこの日が待ち遠しかったです。
映像越しには知っていましたが、やっぱり現地に行かない限りはわからないこともあるので「推しはどんな風に喋るのかなあ」とか「どんな風に笑うのかなあ」とか考えてドキドキしていました。
 
当日は物販もありましたが、諸々の支払いがあるので「いくら推しの顔が良くても今日はびた一文使わないぞ、理性理性…」と自分を言い聞かせながら会場に着きました。そしてこれは本当にあったこわい話ですが、気づいた時にはランダムブロマイド20枚を握りしめていました。
良いなと思ったのは2部用に物販を取り置きしてくれていたらしいこと。小規模なイベントなので運営からすれば1部で売り切ってしまうほうが確実に利益はあるのにそれでも2部に参加する人の為にとっておいてくれたのはよかったなあと思います。
あと、ブロマイドは一度に20枚購入したのに被りが少なかったこと。*1ちゃんとシャッフルしていることに地味に感動してしまいました。昨年秋に推しが出演していた舞台の物販は一度に複数枚買うと4枚連続同じ写真になるとかザラだったので…。
こういうのってとても大事ですよね。特別良い対応だった!とも思わないですけど、普通のことを普通にできている運営さんだと参加する側は安心します。(オタク、往々に残念な運営に遭遇しますよね)
 
座席は参加用紙と引き換えに席番を書かれた紙をBOXから引く完全なガチャ。
一つ学んだことといえば、小規模なイベントでも双眼鏡は必須です。一応肉眼でも表情が確認できる位置でしたが、後列を引くとそうもいかないと思うので次からはちゃんと持参したいと思います。
 
会場に入ると正面には大きなモニター、その前に壇上があり出演者さんの椅子が並べられています。 
時間になると暗転し、舞台のOP映像が流れます。自宅でも何回も見ましたが、大きなモニターでみるのはまた格別というか、昨年の夏に何度も遠征したことを思い出しました。やっぱり推しのダンスが好きだなあ…なんて思っていると2階扉から出演者のみなさんが登場。まんべんなくオタクに手を振りながら階段を下って通路を歩いてそのまま登壇します。これがぞろぞろ1列になってやってくるので凱旋パレードみたいですごくかわいかったです。最初から既に全員かわいい…。
そこでみなさんの衣装が私服であることに気づきました。出演者の方みなさん大体フォーマルめな恰好だったのですが、推しは割かしカジュアルなザ私服。そんなところでもなんだか「らしいなあ」なんて思いました。あとは長く伸びた襟足が長毛種のねこちゃんみたいでかわいかったです。2部はサイドに括っていらしたんですけど、それこそねこのしっぽみたいでした。くるくるでふわふわなしっぽがちょろんとある感じ。今の推しの髪型が本当に大好きなのでしばらく襟足残してくれるといいなぁ。フェミニンで綺麗なお姉さんみたいで、とっても大好きです。
 
1部も2部も流れとしては挨拶の後に、イベントに参加できなかったキャストさんからの動画メッセージ、いくつかのミニコーナー、抽選会、最後にもう一度挨拶という感じで終始和気あいあいとしていてとっても楽しい時間でした。
キャストさんたちのトークの面白さや仲の良さが伝わってきました。原作ファンの人も俳優さんのファンの人もこの舞台が好きだという人もみんなが楽しめるようなつくりになっていたと思います。元々作り手さんやキャストさんの愛を感じる舞台ではあったのですが、こういうイベントでもちゃんと愛があって、舞台の公演中もずっとうれしさがありましたが改めてこのカンパニーに推しがいることがしあわせだなあと思いました。(若手俳優のカテコの挨拶みたいになってしまった)
 
トークの中で、とあるキャストさんが推しのシーンのことを「毎回推しくんのセリフの言い方が違って新鮮だった」と仰っていて、それを聞いた推しが噛みしめるように「ありがとうございます」と返していて、思わず胸がぎゅっとなりました。推しはその舞台で「ひとりの人生を生きる」と仰っていましたが、ひとつひとつの公演で新しく生き返していると感じていたので、そういう感覚を観客だけじゃなくて共演者の方も受け取っていたのだなあと。この瞬間に立ち会えてなんだかしあわせな気持ちになりました。
 
推しのマイペースなところもみなさん「らしいよねえ」と受け止めている感じで、抽選会で2階席の人に届けにいくのに推しがのんびり歩いていたんですけど(みなさん小走りで届けていた)、キャストさんたちが「マイペース~」「推しさんゆっくりでいいですよ~!」「(階段を優雅に降りる推しを見て)なんだろう王の風格がある…!」とやいのやいのしていて、それを聞きながら推しが楽しそうにニコニコしながら歩いていて、それがすごくはっぴーな光景で…推しのオタクとしてすごくありがたいなあというか、やさしいなあというか、みなさんのことが大好きだなあと思いました。
 
推しは挨拶で「『完璧』と言われる素晴らしい役をやれたからこそ、自分もよりしっかりしなければいけないなというプレッシャーを持って役作りができた」と仰っていたのですが、こういう時に自然と自分を律することばが出てくるのって普段どれだけ意識されているのだろうって思ったんですよね。推しは本当にご自分と役に向き合っていてすごいなあ…そんな常にストイックな推しを本当に尊敬します。
それと同時に「このメンバーでよかった」とも仰っていて、推しは思ってることをなかなかことばにしませんが、思ってないことをわざわざ口にする方ではないので本当にそう思ったのだろうなあとなんだかうれしくなりました。
 
イベント中は誰かがしゃべるときはじっとお話を聞いていて、キャストの人のことばに崩れて椅子にもたれながら爆笑してたり、基本的に穏やかなのに時々オラついた発言をしたり…。推しは笑うと目元がくしゃってなって口元を隠すんですけど、あっ本当にそうやって笑うんだと気づいて、気づいてというかちゃんと自分の目で見て知れて「ああ推しが好きだなあ」なんてもう何度目かわからないけど、心に染み込むみたいにそう思いました。
あと、推しが言う「ありがとう」の先に自分がいるってこんなにうれしいんだって発見がありました。本当にこのイベントに行けてよかったです。
 
オタクしているとどうしてもマイナス思考になりがちですけどこのイベントに参加して単純に「推しのことが好きだなあ」て思えたし、今のところそのはっぴーな気持ちを維持できているというか、この気持ち(とお金)さえあればいいんだなあって少しだけ前向きになれた気がします。
 
私にとって特別な舞台だったので、かなり思い入れがあり偏った感想になってしまいましたが、とりえあず今の気持ちを書いてよかったです。後から振り返って「うわ~」てなりそうですけど、その時にしかかけない煌きみたいなのってありますよね。
私なんかがこうして書いているので推しを持つ人みんながブログ書いてほしいです。
オタクと推しの数だけものがたりがあるので色んな方のものがたりを読みたいなあと思います。これを見てる方が「こいつが書けるなら私も書ける」って思ってくださるとうれしいです。(どこ目線か自分でもわからないですけど…。)
 
これからも無駄にマイナス思考に陥ったりしてしまうかもしれませんが、今回のイベントで得たうれしさと好きのパワーを糧にはっぴーにオタクしていきます!
 
ではみなさんも良い推し活ライフを! 
 
 
マシュマロです
 

*1:全40種