顔と名前しか知りません

タイトルは自戒

推しはオタクを看取ってくれるわけじゃない

お久しぶりです。

推しの大きな舞台が終わり、季節の変わり目でもあってかなんだか本当に区切りの時期だなあと感じています。

 

私事ですが(最近の推しのブーム一文)、先日救急車で緊急搬送されることがありました。

 

今は完全復帰とまではいかずとも普通に過ごせています。

 

深夜自宅で倒れて、救急車で運ばれながら遠のく意識の中「あ、今ここで死んでも推しには全く関係ない出来事として終わるんだな」って自分が死ぬかもしれない状況なのにハッキリ思ったんですよね。

 

いやそもそも認知すらされてないし、ここ最近なんてお手紙もまともに出せてないオタクなんて、推しからしたらそもそも知らない存在なんですよ、私って。

 

すごく目が覚める感覚でした。(実際は遠のいていました)(渾身の身削りギャグ)

 

自分がオタクをする上で認知を目標にしてたわけでもないんですけど、こんなにも「推しはオタクを看取ってくれるわけじゃない」んだなあて痛感したというか。

 

だって他人ですもん。

推しとオタクなんて。

 

 

私は推しと繋がりたいってよく言うんですけど、それは所謂「繋がり」ではなく、推しの舞台上の姿を見たりブログやインタビューなんかを読んだときに、「ああ、同じ気持ちなんだな」とか「私たち(推しと対オタクの概念として)相思相愛だな」「通じ合えたな」って実感を持って感じることがいとおしくてたまらないというか。

まあ全部私のお花畑なオタク脳の産物なんですけどね。

 

 

実際はこんなにも、

こんなにも他人なんだなあ

 

って。

 

 

でもそんなことを痛感すると同時に「今やってる舞台の大千穐楽を見るまでは死ねない」と食いしばりながら無事に生還できたので、オタクはやっぱり馬鹿みたいに推しに生かされてもいるんですよね。

 

私の人生を彩ってくれるのは間違いなく推しで、活力で、今現状は生きる意味。死ぬかどうかの瀬戸際でみっともなく脳裏に浮かぶくらいは。

 

 

推し、世界一大好きな他人でいてくれてありがとう。

 

「君と永遠(とわ)に」 Starry Sky on Steage 2019.7

 
 
笑いあって指切りをした10年前のあの日、
この約束が果たされることはないだろうと私は気づいていました。
 
 
※この記事は、とある乙女ゲームにハマっていたオタクが舞台化に伴って書いたポエム記事です。おそらく解釈が大いに偏ってます。
 
 
 
10年前、当時学生だった私は大好きな人がいました。
 
意中の相手は次元を隔てた向こう側。
恋愛シミュレーションゲーム「Starry☆Sky」通称スタスカの攻略キャラクターです。
 
12星座を司った彼らはみんな涙もろくて繊細でやさしくて。スタスカの高校生というきらきらとした星のようなまぶしい瞬間をあったかく描いたお話が大好きでした。
 
思春期真っただ中の私に影響を与えるには十分で、ただのゲームというのには濃すぎるほど私を構成する大切な一部になっていきました。
 
 
アニメのエンディング曲「Starry☆Days」で、彼らは私にこう約束します。
 
『君と永遠(とわ)に』
 
そんなことは夢物語だって当時の私にもわかっていました。この世に永遠なんてありません。
彼らはずっと高校生の時間を生きていて、私は着実に歳を重ねてく。スタスカは卒業後のお話も描いてくれてはいましたが、私は彼らと同じ歩みを共にしたかった。
でも、大好きな彼らがやさしい夢物語を紡ぐのなら。
私は彼らがたてた小指に自分の小指を交わしたのでした。
 
 
それから10年。
 
まさか、2.5次元となって帰ってくるとは思いませんでした。
 
会場についてもずっとそわそわしてて、見渡すときっと私と同じように期待と不安を抱えながら彼らを待ってるんだろうな、と思うような方がいっぱいいて、なんだか同窓会みたいだなぁなんて思ったら熱いものがこみ上げてきて。
ここにいる人たちのみんながスタスカのことが好きなんだってうれしくて泣きそうでした。
 
円形が特徴のステージの幕があけると、そこは毎日通った星月学園のプラネタリウムになっていました。
 
 
 
きらきらと輝く星空の下、季節ごとに入れ替わり立ち替わり「私」を真ん中に点と点を結んで星座を繋ぐ彼らはあの頃のままで。
不安なんて吹き飛んで、あっという間に星月学園連れ戻されました。
 
13人がひとつになって夜空を仰ぐと、流れるオープニング曲。
 
その瞬間、私は涙が止まりませんでした。
 
Starry☆Days
 
それに合わせてみんなが踊るんです。
それがあんまりにもみんなが輝いてて眩しくって。スタスカの子たち、こんなに踊れるんだなぁって10年経っても魅了されるなんて思ってもみなくて、また恋に落とされました。
それがおおよそダンスなんて踊らないでしょ、なんて思うキャラもカッコつけて踊るんですよ。(でも手拍子を煽るところでポケットに手突っ込んでサボってるのが星月先生らしいなぁ。)直獅先生やそらそらの苦労が目に浮かぶようです。梓くんなんかは最初から器用に踊れちゃって三馬鹿あたりに「なんか木ノ瀬ずりいぃいい!」とか言われたのかな。
ああきっと今日会場に久しぶりに会いにきた「私」たちのために沢山練習したんだなぁって思ったら笑顔にならざるを得ないじゃないですか。大好きに決まってるじゃないですか。
 
「私」を表す歌詞のところで何度も何度も何度も私たちを指差してくれるのも本当に愛が重いよね君たちは。
もうこれ以上ないってくらい泣いてたら、2番の『笑顔の行方』でみんなが手を差し伸べた先、舞台の奥から「私」役の主人公が颯爽と現れた時はもうぐちゃぐちゃでした。
みんなの笑顔の行方の先は「私」にある。
そんなメッセージもスタスカっぽくて。
 
「私」がみんなと同じ振り付けで踊るのもいちいち泣いてしまいました。共学とはいえ女子一人の学園の中で「女の子だからって特別扱いされたくない」って拗ねていた「私」。本当に芯の強い子なんだなぁ。みんなが好きになるのも頷いちゃうよ。誰よりもかっこよかったです。
 
それから三馬鹿の犬飼くん白鳥くん小熊くん、おーしろー先輩も一緒に踊ってくれたのが本当にうれしかった。
サブキャラ含めてまるっとあいしてくれるステージが大好きです。
 
 
スタスカはゲームのシステム上、キャラクターが一堂に会することはほとんどないですが、ゲーム中のストーリーをかいつまみつつ、全体のお話はすごく綺麗にまとめられていました。
こことここのキャラが出会うとこんな会話が生まれるんだなとか設定では知ってたけどこういう仲なんだな、とか舞台でしか見れない姿が沢山見れて作品のファンとしても新鮮でした。
大好きな「私」のために頑張りすぎるみんなもスタスカっぽかったな。三馬鹿も良い緩急になっていておーしろー先輩の謎めいたところもアクセントになってました。
 
エンディングは4つのゲームの主題歌でまた踊ってくれて、もうこれ以上の多幸感がありますか!てくらい幸せになりました。
劇場をプラネタリウムにしてくれて、踊ってくれて、13人と4人が輝くお話をつくってくれて。たくさんたくさん愛を受けとりました。
 
 
私は10年前に約束は果たされることはないだろうなと勝手に決め付けていたんだって気づきました。みんなを置いて大人になってしまったこともすごく後ろめたかった。
だけどそんな私に10年経った今もあの頃と同じように『君と永遠(とわ)に』なんてお伽話の王子様みたいに指切りしてくれたみんなが本当に本当に大好きです。ちょっとキザなところも含めて。笑
 
私の中で「思い出」になっていたスタスカにまた星を灯してくれてありがとう。
ずっとずっと、君たちが大切な存在です。
 
 
 
 
いつまでも君といれば 終わらない
Starry☆Days さあ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
と、いう記事を去年の7月に書き始めてからずっっとそのままだったんですけどなんと舞台スタスカ第2弾が決まり、既にはじまってます!
 
本当は第二弾が始まる前に書き上げたかったのですが筆不精すぎました。
 
あとポエム中、しきりに一緒に歳をとりたかったと言ってますがスタスカくんはファンに寄り添う親切設計なので大人になった姿もありますし、季節のイベントごとにSSだしてくれたり、グッズを出してくれたり、とにかく続けてくれてます。
 
ただ私が一時離れてしまっただけですので、記事を見てそれはちがうぞ!となった方がいらしたら全くその通りです………本当にすいません。
 
まだまだ舞台は続きますので、スタスカが好きでまだ観てない方がいらしたら、是非観てみてほしいです。私のように離れてしまったファンの心もガッチリ掴んで引き戻してくれますよ。
 
普段推し関係で2.5作品を見てる私ですが、原作ファンの立場から2.5を観るってこういうことなんだなぁと思いました。
よく〇〇くんが生きてたっていうじゃないですか。今回劇場で動く彼らを観て、ちゃんと「知ってる〇〇くんだ」って思ったんですよね。
そして離れてた私に作品愛を思い出させてくれた。2.5って作品の新しい面を生み出したりちがった角度から捉えたり好きな気持ちを思い出させてくれたりそういうところがひとつの魅力なんだなぁとここで改めて確認したというか。
 
ちょっと話はそれましたが、舞台スタスカとてもおもしろいし愛に溢れてますので、おすすめです!
 
 
では、みなさま良い推しライフを…!
 
 
 
マシュマロです


無理をしがちなオタクへ 〜「行かない」を選ぶということ〜

 

こんにちは、ポエマーです。

 

最近ありがたいことに何件かマシュマロをいただいたのですが、その中に(公開は控えます)「あなたのブログ中学生がノートに書いた落書きみたいなポエム多くない?(意訳)」というものがあり、めっっっちゃわかるって思いました。中学生はまだノートですけど、私の場合インターネットの海に投げ込んでるからもっとたちが悪いです。ご指摘通りだと思います。開設当初から自分でも重々自覚しているところです。

私も考察とか舞台の感想を冷静に書けるオタクになりたかった…。

ですがまあ私のブログなのでこれからも自分の感じた気持ちを大事にしながら書いていくと思います。(こぶしを突き上げる絵文字)

 

こんなブログでもスターをつけてくださる方や見てくださっている方もいて、とても励みになります。特に引用スターはすごくうれしいです。本当にありがとうございます。遅筆ですが、続けていきます。
 
 
色々な舞台の千秋楽が終わり、一息ついている方も多いのではないでしょうか。
いや、オタクは常に推し事に追われてますけど。
かくいう私も推しの舞台の千秋楽でした。
が、当日はめちゃくちゃに体調を崩して寝込んでいました。
 
元々ライビュ参戦の予定でしたが、前日に「やっぱり行かないと絶対後悔する」と思い、チケットはなくてもとりあえず現地に行こうと交通手段の手配をしてから早めに就寝しました。
 
当日、起きるとものすごい倦怠感で体が思うように動かない。立てないこともないのですが、頭がしゃんとしない。
「ああこれだめなやつだ」とぼんやり思いました。
 
結局この日、東京に行くどころかライビュにも行けず、自宅のベッドの中でライブ配信で推しの集大成である大千秋楽を見ることになりました。
 
何もこんな時に、と思いましたが、この時改めて「健康であること」の重要さを痛感しました。
年度末による仕事の忙しさと土曜出勤も立て続けにあり、今まで張り詰めてた糸がぷつんと切れてしまった。自分では大丈夫だと思いながらも体は限界だったのだと思います。
 
すごく悔しかったけど、「行かない」を選んだ自分は間違ってなかったとも思います。
きっと行っても折角推しが素晴らしい演技をしているのに集中できなかったり、下手したら倒れて周りに迷惑をかけていたかもしれない。冷静な判断をしたと自分で自分を褒めることにしました。私はえらい。(悔し紛れともいう)
 
オタクはいつも推しの体を心配しますが、それはオタクも同じことです。
お金があっても時間があっても、健康に動ける体がないと意味がない。
推しに「よく食べてよく寝て元気でいてほしい」と願っていたこと、私はそのままオタクに言いたいです。
体が観劇に適する健康体であることって決して当たり前じゃない。推しの為なら無理して現場に行ってしまうのがオタクです。推しのために頑張れるオタクはみんなえらいです。オタク、休めるときはゆっくり休んでください。たまには自分を甘やかしてもいいんです。あたたかいごはんを食べてください。ふかふかのベッドでちゃんと寝てください。
でも、どうしても無理だと思ったら無理をしないでください。
 
 
「行かない」を選ぶということは決して悪ではありません。
 
 
 
 
マシュマロ設置しています。
お気軽にどうぞ。

 

はじめて推しのイベントに行ってきたはなし

 

 
タイトル通りなのですが、初めて推しの出演するイベントに行ってきました。
昨年の出演舞台の円盤発売イベントです。
 
オタクとして本当に本当にありがたいことに、昨年好きになってから推しはずっと舞台に出ずっぱりだったので推し本人がお喋りする場に参加するのは今回が初めてで、イベントが決定してからずっとこの日が待ち遠しかったです。
映像越しには知っていましたが、やっぱり現地に行かない限りはわからないこともあるので「推しはどんな風に喋るのかなあ」とか「どんな風に笑うのかなあ」とか考えてドキドキしていました。
 
当日は物販もありましたが、諸々の支払いがあるので「いくら推しの顔が良くても今日はびた一文使わないぞ、理性理性…」と自分を言い聞かせながら会場に着きました。そしてこれは本当にあったこわい話ですが、気づいた時にはランダムブロマイド20枚を握りしめていました。
良いなと思ったのは2部用に物販を取り置きしてくれていたらしいこと。小規模なイベントなので運営からすれば1部で売り切ってしまうほうが確実に利益はあるのにそれでも2部に参加する人の為にとっておいてくれたのはよかったなあと思います。
あと、ブロマイドは一度に20枚購入したのに被りが少なかったこと。*1ちゃんとシャッフルしていることに地味に感動してしまいました。昨年秋に推しが出演していた舞台の物販は一度に複数枚買うと4枚連続同じ写真になるとかザラだったので…。
こういうのってとても大事ですよね。特別良い対応だった!とも思わないですけど、普通のことを普通にできている運営さんだと参加する側は安心します。(オタク、往々に残念な運営に遭遇しますよね)
 
座席は参加用紙と引き換えに席番を書かれた紙をBOXから引く完全なガチャ。
一つ学んだことといえば、小規模なイベントでも双眼鏡は必須です。一応肉眼でも表情が確認できる位置でしたが、後列を引くとそうもいかないと思うので次からはちゃんと持参したいと思います。
 
会場に入ると正面には大きなモニター、その前に壇上があり出演者さんの椅子が並べられています。 
時間になると暗転し、舞台のOP映像が流れます。自宅でも何回も見ましたが、大きなモニターでみるのはまた格別というか、昨年の夏に何度も遠征したことを思い出しました。やっぱり推しのダンスが好きだなあ…なんて思っていると2階扉から出演者のみなさんが登場。まんべんなくオタクに手を振りながら階段を下って通路を歩いてそのまま登壇します。これがぞろぞろ1列になってやってくるので凱旋パレードみたいですごくかわいかったです。最初から既に全員かわいい…。
そこでみなさんの衣装が私服であることに気づきました。出演者の方みなさん大体フォーマルめな恰好だったのですが、推しは割かしカジュアルなザ私服。そんなところでもなんだか「らしいなあ」なんて思いました。あとは長く伸びた襟足が長毛種のねこちゃんみたいでかわいかったです。2部はサイドに括っていらしたんですけど、それこそねこのしっぽみたいでした。くるくるでふわふわなしっぽがちょろんとある感じ。今の推しの髪型が本当に大好きなのでしばらく襟足残してくれるといいなぁ。フェミニンで綺麗なお姉さんみたいで、とっても大好きです。
 
1部も2部も流れとしては挨拶の後に、イベントに参加できなかったキャストさんからの動画メッセージ、いくつかのミニコーナー、抽選会、最後にもう一度挨拶という感じで終始和気あいあいとしていてとっても楽しい時間でした。
キャストさんたちのトークの面白さや仲の良さが伝わってきました。原作ファンの人も俳優さんのファンの人もこの舞台が好きだという人もみんなが楽しめるようなつくりになっていたと思います。元々作り手さんやキャストさんの愛を感じる舞台ではあったのですが、こういうイベントでもちゃんと愛があって、舞台の公演中もずっとうれしさがありましたが改めてこのカンパニーに推しがいることがしあわせだなあと思いました。(若手俳優のカテコの挨拶みたいになってしまった)
 
トークの中で、とあるキャストさんが推しのシーンのことを「毎回推しくんのセリフの言い方が違って新鮮だった」と仰っていて、それを聞いた推しが噛みしめるように「ありがとうございます」と返していて、思わず胸がぎゅっとなりました。推しはその舞台で「ひとりの人生を生きる」と仰っていましたが、ひとつひとつの公演で新しく生き返していると感じていたので、そういう感覚を観客だけじゃなくて共演者の方も受け取っていたのだなあと。この瞬間に立ち会えてなんだかしあわせな気持ちになりました。
 
推しのマイペースなところもみなさん「らしいよねえ」と受け止めている感じで、抽選会で2階席の人に届けにいくのに推しがのんびり歩いていたんですけど(みなさん小走りで届けていた)、キャストさんたちが「マイペース~」「推しさんゆっくりでいいですよ~!」「(階段を優雅に降りる推しを見て)なんだろう王の風格がある…!」とやいのやいのしていて、それを聞きながら推しが楽しそうにニコニコしながら歩いていて、それがすごくはっぴーな光景で…推しのオタクとしてすごくありがたいなあというか、やさしいなあというか、みなさんのことが大好きだなあと思いました。
 
推しは挨拶で「『完璧』と言われる素晴らしい役をやれたからこそ、自分もよりしっかりしなければいけないなというプレッシャーを持って役作りができた」と仰っていたのですが、こういう時に自然と自分を律することばが出てくるのって普段どれだけ意識されているのだろうって思ったんですよね。推しは本当にご自分と役に向き合っていてすごいなあ…そんな常にストイックな推しを本当に尊敬します。
それと同時に「このメンバーでよかった」とも仰っていて、推しは思ってることをなかなかことばにしませんが、思ってないことをわざわざ口にする方ではないので本当にそう思ったのだろうなあとなんだかうれしくなりました。
 
イベント中は誰かがしゃべるときはじっとお話を聞いていて、キャストの人のことばに崩れて椅子にもたれながら爆笑してたり、基本的に穏やかなのに時々オラついた発言をしたり…。推しは笑うと目元がくしゃってなって口元を隠すんですけど、あっ本当にそうやって笑うんだと気づいて、気づいてというかちゃんと自分の目で見て知れて「ああ推しが好きだなあ」なんてもう何度目かわからないけど、心に染み込むみたいにそう思いました。
あと、推しが言う「ありがとう」の先に自分がいるってこんなにうれしいんだって発見がありました。本当にこのイベントに行けてよかったです。
 
オタクしているとどうしてもマイナス思考になりがちですけどこのイベントに参加して単純に「推しのことが好きだなあ」て思えたし、今のところそのはっぴーな気持ちを維持できているというか、この気持ち(とお金)さえあればいいんだなあって少しだけ前向きになれた気がします。
 
私にとって特別な舞台だったので、かなり思い入れがあり偏った感想になってしまいましたが、とりえあず今の気持ちを書いてよかったです。後から振り返って「うわ~」てなりそうですけど、その時にしかかけない煌きみたいなのってありますよね。
私なんかがこうして書いているので推しを持つ人みんながブログ書いてほしいです。
オタクと推しの数だけものがたりがあるので色んな方のものがたりを読みたいなあと思います。これを見てる方が「こいつが書けるなら私も書ける」って思ってくださるとうれしいです。(どこ目線か自分でもわからないですけど…。)
 
これからも無駄にマイナス思考に陥ったりしてしまうかもしれませんが、今回のイベントで得たうれしさと好きのパワーを糧にはっぴーにオタクしていきます!
 
ではみなさんも良い推し活ライフを! 
 
 
マシュマロです
 

*1:全40種

推しと出会って1年(お願い 想いが届くようにね)

 

あけましておめでとうございます。

鼻をかむように気軽にブログを書きたいと言っていたのに気が付いたら年はあけ、もうすぐバレンタインも終わろうとしています。

 

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1年前の今日、初めて推しが出演している作品を映像で鑑賞しました。

この日、私は直感で推しに運命を感じた…わけでも恋いに落ちたわけでもありませんでした。もしかしたら、出演者の中で一番印象が薄かったかもしれません。

この後少しずつ推しに魅了されていくのですがその話はまた別記事にでも書ければと思っています。

 

推しに出会って、あれだけ出不精だった私が遠征するのが苦にならなくなりました。

推しに会うために劇場に足を運べば、場所を越え、時を越え、今私がいる世界とは違った世界に推しが連れていってくれました。新しい舞台に行く度、推しの手によって私の世界が少しずつ広げられていくみたいでまるでクリスマスの日のこどものようにわくわくしました。今日はなにを見せてくださるんだろう?どんな景色がまってるんだろう?推しは同じ作品でもずっと同じ表現をし続けるわけではなくて、その時の自分や相手のコンディションの違いや想いを受け取って演技を変えてくださって、推しの表現するひとつひとつがその日しかない奇跡みたいなんです。なにひとつとして同じ日はない。毎公演、推しが文字通り魂を込めて演じてくださっているのが伝わります。推しの魂の欠片はキラキラと流星群のように客席の私にまで降り注いで、宝物になるんです。ひとつひとつ、宝石箱にしまってあります。

 

つい先日、推しの舞台を見に行きました。

日替わりでほんの一節ですが、あるうたを歌ってくれました。

それは私がファンになる前の演目のもので、もう私が生で見る機会はないだろうと思っていた特別なうたでした。

「自分は真ん中に立つ人間ではない」と仰っていた推しが、真ん中に立って歌ったうた。

たまたま私が入った公演でたまたま歌っただけです。たったそれだけです。

それでも、出会って1周年になる私にとっての節目になるこのタイミングでこんなふうに夢が叶うなんて思ってもみなくて、またひとつ大切な大切な宝物を頂いたような気持ちになりました。

 

きっとこれからも少しずつ推しとの間に想い出ができて、その度に私の宝石箱に仕舞われていくのだと思います。

 

推し、大好きです。きっともっと大好きになります。

今日からの1年もまたよろしくお願いしますね。

 

 

 

(お願い 想いが届くようにね)

チョコレイト・ディスコPerfume

  

 

インターネットは魔窟、そして時々楽園

 

私は古のオタクなのでインターネットのことは基本的に魔窟だと思っています。

顔出しや何気ない日常ツイートで個人情報は容易く特定されてしまうという危機感を植え付けられているし、個人ホームページのTOPには““†ようこそ、貴方は○○番目のお客様†””のカウンターを設置するし、界隈の作法を知るには半年ROMれが合言葉です。

 

ここにいれば傷つけられることが多いし、自分も気づかないうちに誰かを傷つけてるかもしれない。

よい人もわるい人も、魑魅魍魎も混沌と生存している場所。

 

私はインターネット上で推しの名前を伏せていますが、それは自分が(一般的に見たら)狂ってるオタクだと自覚しているからです。発言には注意を払っているつもりですが、100%完璧にできているかといえば自信がない。私の不用意な発言で「推しのファンって気持ち悪い人が多いな」というような推しについてマイナスな印象を誰かに与えたくはないし、いきなり他人に殴り掛かられるのもこわいです。インターネットはどこに通り魔が潜んでいるかわかりません。

 

ただそんなひた隠しにしているわけでもないので、見る人が見たらすぐわかるかもしれないです。検索に引っかからなければ大丈夫かな、くらいのあれです。

あと推しの名前を出すものと出さないもので使い分けるというのも考えたのですが、思考の整理と出力が下手なのでたぶん私にはできないです。

 

そうして推しの名前を伏せていましたが、先日推しが誰かを察してくれているフォロワーさんから「たまごさんの推しツイを見て、たまごさんの推しへの好感度がうなぎ昇りです」と仰ってもらえてすごくすごく嬉しかったです。私は私の発言で誰かに悪印象を与えてしまう可能性は想定していましたが、そんな風に思ってもらえるなんて考えてもみなかった。こんな粘着質な狂ったオタクのことばでも誰かに推しの好印象をもってもらうことができるのだなぁ…と

 

インターネットは基本的に魔窟だけど、こうして時々自分にとっての楽園でもあるので、推しのこんなところが良い!あんなところが好き!って臆することなく話せる光のオタクになりたいです。

 

いつか推しの名前、出せるかな。

 

 

 

コミュニケーションがとても苦手なのでマシュマロで練習します。

よい人でもわるい人でも魑魅魍魎さんでも投げて下さるとうれしいです。

ただし私は人間なので言葉のナイフでグサッとやられると普通に死にます。

 

タイムマシンはいらない

 

「自分にとってアウェイな舞台だったけど客席に見知った顔があって安心した」

そんなことをブログで推しがお話ししてくださった時、「そっかあ」と思ったのを覚えています。

 

その「そっかあ」には推しに安心感を与えることができる方への羨望や、アウェイでお客さんの反応が想像しにくい環境の中で知っている顔がいればそりゃ安心するよね、という納得感などが含まれますが、それ以上に「もっと早く推しに出会いたかったな」と思いました。

推しの長いキャリアの中で新規の私がリアルタイムで追えている推しって10分の1にも満たないんです。

もっと早く推しに出会っていればあの舞台劇場で見れたかな、タイムマシンがあったら過去に戻れるのにな……そんなことを考えずにはいられませんでした。

 

でもそれって今までの自分と今まで好きだったものを否定することになるなあってふとした時に気づいたんです。

 

推しに出会う前の私はドルオタで、特別に応援している自担がいました。

さらに元々はアニメや漫画が好きな2次元オタクで、「2次元こそ至高」「3次元は裏切る」という謎の信念の元、アイドルや俳優といった若くてかわいくてかっこいい人のことを一切信じていませんでした。どうせ大した努力もせず容姿だけでチヤホヤされているんでしょ?といった偏見でガチガチに凝り固まっていました。

そんな視野の狭い私の目を開かせてくれたのが自担なんですよね。

今でこそ推しのオタクですが、自担のことを嫌いになったわけじゃないし否定したいわけじゃないんです。むしろ私の人生を大きく変えてくれたことに感謝しています。

 

好きだったアニメや漫画、自担、自担グループを通じて出会ってきた人たちがいて、今の私が構成されているからこそ推しを好きになったんだなあって思います。

だからやっぱりあの時、あのタイミング、あの瞬間でないと私は推しに落ちなかった。

 

あと振り返ってみると私は結構推しとすれ違っていたんですよね。

例えば観ようと思っていた映画に出演していたとか、好きだった漫画の舞台化のキャストとか、友人にお勧めされたけど興味が持てず見れなかった舞台とか…ちゃんと推しのことを見たわけではないですが、今思うと私の人生に推しに落ちれるポイントって確実に点在していたなあって思います。

 

それに私は常に「今」の推しが好きです。

 

 

推しを知った2月よりも、初めて劇場で推しを見た4月よりも、主演舞台を全うして駆け抜けた夏よりも、おとといよりも昨日よりも「今」の推しが大好きです。

こうやって好きが私の中で降り積もっていくなら、過去よりも今、今よりも推しの未来の方がずっとずっと楽しみです。

 

 

だから私にはもう過去に戻るためのタイムマシンは必要ありません。